父の姉が群馬県の太田出身で、中島飛行機との縁があって、中島の工場が荻窪にできた（現在の桃井原っぱ公園）時に誘われ、西荻窪に引っ越してきて開業したようです。この建物もその時のものだから、築94年です。父と母、ほかに住み込みの従業員が３人いて、６人もこの建物にどうやって住んでたんだろうね。

この商店街の通りは中島飛行機工場への通勤ルートで、朝になると、西荻窪駅からザッザッと足音を揃えて沢山の人が出勤していきました。クリーニングのカラキヤさんのところはおせんべい屋さん、そのとなりがパン屋さん。お小遣いをもらってよく買い物に行きました。商店街は中島の人を相手にするお店が多かったと思います。うちも中島に勤めている人が来ていました。戦後、工場がなくなってだいぶ経ってからでも、うちで髪を切っていた元社員がたくさんいて、数十年ぶりにばったりうちで再会、なんてこともありました。

そうね、戦後にまず増えたのがラーメン屋さん、八百屋さん、本屋さん。その後になると喫茶店と美容室。そしてその後に出てきたのがコンビニ、それから歯医者さんも増えました。その後は整体マッサージ屋さんかな。ごく最近は特に飲食店、個室ではなくカウンターだけの小さなお店が増えましたね。以前は、西荻窪駅から関根橋までが「商友会」というひとつの商店会でした。それが１部２部３部と３つのグループに分かれていて。その１部にあたる西荻窪駅よりのグループが、アーケードをつくりたいということで、いろいろと話し合って、３つの商店会に別れることになったんです。で、３部が「商友会」の名前を引き継いで、「西荻北銀座商友会」になりました。

新制中学を卒業して訓練学校に入って、16歳から髪の毛を切っています。戦争中は坊主頭しかなかったけど、私が始めたころは、リーゼントが流行りでした。ポマードがなかったから代わりにメンソレータムを使った、なんて話も聞いたことがあります。目が開けられないんだって（笑）。洋髪は理容店の技術で、理容店の「女性部」が担っていました。電髪と言われたパーマは、機器ができてから髪結い店が美容店となり、今日に至っています。

ここに一枚の絵があります。額の裏には『西荻窪の春』とあります。小室孝雄という、西荻に住んでいた画家の作品で、店を開業した時にお客さんだった小室さん本人からもらったもののようです。遠くに桜の木、手前が菜の花。その間の緑は麦畑。当時はこんな風景があちこちにあったんですよ。

はい、おかげさまで品ぞろえやサービスなど、予想していた以上のおほめの言葉をいただくことが多くて、西荻窪のお客さまはみなさんとてもあたたかいなあと感じています。

個人店さんがならび、元気のある商店街、というイメージです！

『BIO-RAL（ビオラル）』というオーガニックや無添加のオリジナル商品などを集めたコーナーを大きく展開していることや、冷凍食品の充実です。ぜひご注目くださいね。

この地域の活性化に貢献したいと思っていますし、災害時には、地域の衣・食・住のライフラインを支えられるように、なるべく通常の営業を止めないでがんばります。

店内は車椅子の方などもお買い物にご利用できるスペースを確保しておりますし、その他、手助けを必要とされている方はぜひこちらからスタッフをお呼び出しくださいね。

21時までご利用いただけます。

はい、イルミネーションも全体でどういうものになるのか、私たちも楽しみにしています！

クリスマスやお正月の用品取り揃えてお待ちしております。パーティーにぴったりの美味しいものもご用意しています！

お魚売り場のお寿司は、その日仕入れたお魚をこちらで切って作っているのでとっても美味しいんですよ〜。